越境ECの方法

出所:平成30年4月経済産業省( 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 より)
越境ECとは、こちらでは中国越境ECについて記載します。

自社で中国・香港向けECサイト構築 (事業モデル6)

ECサイトの構築ですからシステム開発会社に依頼することになるかと思います。コストは200万円位から越境ECに特化したシステム会社数多くあります。商品の登録や顧客対応に現地言語が必要となり運用コストが掛かります。又、決済方法も現地通貨での決済となります。仕組みと運用体制が出来上がってから広告などの販促活動がカギになります。
一般的には、既に相手国において自社商品が浸透し、かつECサイトの運営を自社でコントロールできる体制を整えていることが必要と言われています。
配送期間
国内倉庫利用:配送期間5-14日(チャンスロス)
現地倉庫利用:配送期間1-4日(チャンス増)

難易度:★★★★★
コスト:★★★★☆

国内モールの海外販売機能を利用する(事業モデル1)

国内のショッピングモールに出店の上、海外販売機能を利用するだけです。国内のショッピングモールを手掛けておられれば簡単です。
文字は自動翻訳がほとんどですので注意が必要です。問合せ対応は国内同様に自社対応となります。一番の問題は物流です。デリバリータイムが1週間から10日かかること、EMS送料が高額のためかご落ちしやすいことです。
配送期間
国内倉庫利用: 配送期間5-14日(チャンスロス)

難易度:★★☆☆☆
コスト:★★☆☆☆

現地法人限定の海外のモールに出店する(事業モデル3)

Tmall(天猫)と京東(JD)への出店は、どちらも現地法人でないと出店できません。そのため現地法事を設立するか、現地企業とパートナー契約して販売委託する必要があります。出店保証金が天猫は15万元(約200万円)、京東は10万元(約130万)。その他、年間利用料や売上手数料などかかります。
配送期間
現地保税倉庫:配送期間1-4日( チャンス増)

難易度:★★★★★
コスト:★★★★★

日本法人OKの海外のモールに出店する(事業モデル3.4)

天猫国際(Tmallグローバル)と京東全球購(JD Worldwide)への出店は、日本法人でも出店可能です。国内の代理店に委託されるケースが一般的です。委託料も代理店によって様々です。問題は物流です。代理店によっては物流の仕組みがないためEMS発送となり送料が高額となります。
基本的に出店保証金が天猫国際は25,000USD、 京東全球購は10,000USDから15,000USD。
年間利用料が天猫国際は5,000USDから10,000USD、京東全球購は1,000USD。
売上手数料が天猫国際は4から5%、京東全球購は2から5%。
決済手数料が天猫国際は1%、京東全球購は0%。
一般的には、出店に際してECサイト運営事業との交渉など発生するため専用の代行会社によるサポートを得るケースが多い。
配送期間
国内倉庫利用:配送期間5-10日 (チャンスロス)
現地保税倉庫:配送期間1-4日(チャンス増)

難易度:★★★★☆
コスト:★★★★☆

総論

きちんと計画を練り、資本を確保して、物流インフラまで整備して取り組むことが求められていますので、個人や零細企業にはハードルが高いと思います。
では、どのようにすれば越境ECに挑戦できるのか?

カモンジャパンの香港モールに出品する
(事業モデル4+5)

一般貿易同様に、国内の輸出者(出品者)と相手国の側輸入者(カモンジャパン香港)との間で貿易手続きを行い、相手国側のECモール(カモンジャパン香港)で商品を販売する事業モデル。一般的なBtoB型貿易にプラスして販売チャネルをEC活用するスタイル。

実は、天猫国際(Tmallグローバル)と京東全球購(JD Worldwide)も
中国の法規制のためモールは香港です。

カモンジャパンでは中小企業には言語の壁のハードルが高いため、出店ではなく出品としています。物流インフラも整備されていますのでEMSを利用する必要もありません。
出店保証金は、0円。
初期費用は、1社5,000円。
出品は、1商品につき翻訳料など実費。
物流費は、国内倉庫荷受け手数料 1,000円/パレット。
国内から香港までの物流費 1,000円/80サイズ。
香港倉庫フルフィルメントは無料。
香港倉庫からの宅配料は無料。
配送期間
現地倉庫:配送期間1-4日(チャンス増)
難易度:★☆☆☆☆
コスト:★☆☆☆☆

コスト面でも物流面でも中小企業にとって実現可能な価格体系です。
比較していただくとご理解いただけると思いますが、小規模でも越境ECを実現できると思います。カモンジャパンを足掛かりにしてテスト販売としても検討可能です。香港市場への越境ECに挑戦しませんか?

海外のECサイトから購入しない理由

中国・香港・台湾全てにおいて、消費者が海外ECを利用しない理由に「国内ECサイトですべての商品が手に入る」が最も多い理由として挙がっている。中でも、台湾の消費者は約半数がこの理由を挙げている。また、中国と香港では「国内ECサイトの方が、利便性が高い」が次点となっており、台湾の消費者も上記理由が第3位であることから、それぞれのECサイトは消費者からの認知度が高く、サイトの内容(商品の取り扱い数やサービス、ユーザビリティ等の使い勝手)も充実していることがうかがえる。他方、中国の26.5%、台湾の31.7%が「外国語が不安」を挙げているほか、香港の26.4%が「配送地域に含まれていない」という理由で越境ECサイトを利用しないとしていることから、海外ECの課題も見受けられる。
(経済産業省平成30年4月発表より抜粋)

カモンジャパンは越境ECをワンストップで支援

カモンジャパンは、現地越境ECサイト、国内から香港への物流、フルフィルメント、カスタマーケア、各種プロモーションなどワンストップで支援できるように取り組んでいます。

カモンジャパンの越境支援は、個人や零細、中小企業が参加できる仕組みを目指しています。
食品輸出、食料輸出、農産物輸出など越境EC支援、その他日本製品の海外輸出サポートいたします。